緑内障の初期症状は、残念ながらありません。つまり、自覚症状がない!ということです。自分が緑内障になり、視野が欠けていることは、緑内障の検査を受けた後に自覚することになります。
『40歳超えたら緑内障を見つける視野検査をしておきましょう』とよく言われます。特に『強度近視の方は緑内障の検査は絶対ですよ』とも言われます。確かに、緑内障になる可能性が高いだけに検査に行きづらいのです。
眼科に行こうと決心するまでは時間がかかりますが、緑内障の検査はすぐに終わります。眼底検査はちょっと怖い気もしますが、目薬打って、光を当てて検査するだけですので問題ありませんよ。
もし、緑内障と言われても初期なら目薬で進行を抑えることが出来ます。もちろん、目薬以外にも自分でいろいろ予防できます。緑内障の目薬を差すぐらいなんて問題ないですよ。
実は、緑内障は日本における失明原因の第1位なんです。
〇視覚障害の原因割合ベスト3
1.緑内障・・・21.0%
2.糖尿病網膜症・・・15.6%
3.網膜色素変性・・・12.0%
出典:日本における視覚障害の原因と現状
そこで、緑内障になったらすべきことは、この5つです。
1、必ず定期検査に行くこと
2、毎日、眼圧を下げる目薬をすること
3、目のトレーニングをすること
4、緑内障に必要なサプリメント、栄養素を取ること
5、目にストレスをかけない、もしくはリラックスに努めること
この5か条をしっかりと守れば、失明する可能性は低く、自分の目で一生を過ごすことが出来ますから。
現在の緑内障の手術はかなり進歩しています。なので、気を落とさず、緑内障と徹底的に付き合いましょう。実際に、私も目薬以外に、緑内障の良い!と言われれるトレーニング、サプリメント、食事、マッサージ等を生活に取り入れ、その結果、今のところ緑内障進行はほどんとないですよ。
目次
緑内障告知は突然に
いろいろ言われている事なんて気にせずに、コンタクトレンズを買いに眼科医を訪れた時のこと。いつも通り、流れ作業的に検査が済み、最後に暗い部屋での眼科医の検査。
「うっ、、、えっーとね、ちょっと検査しようか?緑内障の視野検査ですが、年齢的にもしといたほうがいいよ。」
と言われ、視野検査をして、驚きの結果が、、、
緑内障の症状である視野が欠落している。眼圧は正常なのですが、正常眼圧緑内障も多いとのこと。
「眼圧だけではわからないので、眼底検査もしましょう。」
眼底検査の結果、まだ初期段階なので、今から治療すれば、いろんな対処をすることができるので、大丈夫とのこと。
そもそも、緑内障の治療は、目薬で眼圧を下げながら様子を見るということが一般的です。緑内障の手術は視野欠損が大きくなってからのことです。
しかし、緑内障の宣告を受けた瞬間から、元気スイッチが完全オフになってしまいました。でも、これではいけないと緑内障の克服と進行防止を図るため、緑内障になったらやるべきことを調べまくり、実践中です。
緑内障を患った管理人が実践してきた事が、今緑内障で苦しんでいる患者さんの助けになればとサイトを開設しました。私も緑内障に悩んでいる一人ではありますが一緒にがんばって一生自分の目で見ていきましょう。
緑内障になったらすべきこと、それは、緑内障の原因、症状を知り、定期検査は欠かさないことはもちろんのこと、緑内障目薬の使い方、緑内障に良いというサプリメント、緑内障に良い食事の栄養面、眼圧を下げるためのトレーニング等、緑内障の予防・進行防止に役に立つことはなんでもやってみるべきです。
そのなかでもこれは緑内障に使えるんじゃないかというのを紹介していきます。
あれっ?! 視野がおかしいと思ったら・・・
いつも見えていた景色がなんだかヘン、朝起きると目が重たい、暗いところでスマホを見ると画面がにじむ、ぼやけてはっきり見えなくなったような気がする・・・
こんな症状は緑内障の疑いがあります。
緑内障は少しずつじわじわと見えない範囲が広がっていく病気です。(視野狭窄)
私たちは左右の目を同時に使うことによって補いあったり遠近感を認識したりしています。たとえ片方の目に見えにくい部分があっても両目で見ているともう一方の目でそれをカバーしてしまうので、見えない部分がかなり広くなるまで気が付かない事が多い、怖い病気です。発見が遅れると進行してしまい、失明することもあります。(失明原因第1位:厚生労働省データによる)
40歳以上の20人にひとりが緑内障
日本人の視覚障害の原因疾患第1位は緑内障です。
40歳以上の20人にひとりが緑内障ですが、そのうち90%の人が緑内障だと言うことに気付いていないまま生活していると言うのが実態です。(日本緑内障学科報告による)
特に加齢によってそのリスクが高まるとされています。
40歳を過ぎたら年に一度は定期健診を受けるようにしましょう。
緑内障の自覚症状
かなり悪化して初めて自覚症状が現れると言われる慢性緑内障と眼圧が正常値の3~5倍も急上昇する急性緑内障のふたつがあります。
慢性緑内障の場合、視野狭窄が長い期間起こり続けるわけですが左右お互いの目が見えにくい部分を補い合ってしまうので異変に気づきにくい場合が多いようです。
それに対して急性緑内障は眼圧の上昇~激しい頭痛や眼痛、目の充血やかすみ、虹視(視界に虹が見える)のほかに吐き気や頭痛などの症状も出ます。
吐き気や頭痛、となると内科的な症状かな?と思い眼疾患だと気付かずに眼科受診が遅れたために失明してしまうというケースもあります。
それでは段階的にどんな見え方(症状)なのか見ていきましょう。
緑内障の症状 見え方―初期
目の中心から少し外れたところに見えないところが出る(視野欠損)または見えない範囲が広がっていく(視野狭窄)状態です。一般的に鼻寄りの少し上ぐらいから視野欠損が始まります。つまり、時計で表現するなら、右目なら10時、11時ぐらいの位置、左目なら1時、2時ぐらいの位置から視野欠損が始まることが多いです。
ちなみに、私もこの位置から視野が欠けています。残念ながら、初期段階では気がつくことは少ないと言われています。なので、検査は欠かせませんね。
緑内障の症状 見え方―中期
見えない部分が広くなり、視野欠損が広がっていきます。ただ、冒頭でも書いた通り左右の目がお互いにカバーし合っているので気づかない人も多いと言われています。
パソコンや新聞の文字が読みにくくなったなど日常生活の中で見えにくさや違和感を感じる事もありますが、余り気にせずに過ごしてしまう場合がほとんどのようです。
視野狭窄を感じる段階になるとかなり症状が進んでいる事が多いと言われています。
緑内障の症状 見え方―後期
状態が更に進行すると、見える部分のほうが狭くなって視力も低下し、日常生活に支障をきたす状態になります。
この状態のまま放っておくと悪化し、最悪失明になることも考えられます。緑内障は進行すると悪化の一途をたどります。治療しなければ回復することはありません。
失明と言う状態になってしまうと二度と視力を取り戻すことはできないため、早期発見早期治療が肝心です。
緑内障になったら失明するのか!?
早期に発見し、治療をすればほとんどの場合失明に至ることはありません。
基本は早期発見です。
緑内障の治療
ここからは、治療についてのお話です。
私たちは物をきちんと見るために眼球に房水と言う水分を保持させ、一定の張りと張りを保っています。
これを眼圧と言います。
治療の基本は、とにかく高くなった眼圧を一刻も早く正常眼圧に戻してあげることです。眼科を受診し、正しい判断を受けましょう。
緑内障の治療目的は病気の進行を遅らせるまたは止めることであって、回復させるものではありません。一度損なわれた視神経は回復しません。
どんな高度な治療でも進行を食い止められない場合もあると言われていますが、早期発見・早期治療で失明のリスクはかなり下がると言えます。
緑内障の薬物療法
まずは眼圧をコントロールするために点眼薬を使います。
病型や進行具合によって複数の点眼薬を使いわけていきます。
緑内障のレーザー治療
薬剤での治療効果が見られない場合や進行が止まらない場合レーザー治療を行います。
レーザーで虹彩(瞳)に穴を開け、房水の循環を変化させたり繊維柱帯の口を拡大して放水の循環を改善して眼圧を下げます。
レーザー治療は痛みはが少ないため、外来治療が可能です。
緑内障の手術
薬物療法やレーザーの効果がない場合に、手術が行われます。
繊維柱帯を切開することで房水の流れを改善させる繊維柱帯切除術や、房水が外へ染み出るようにする手術などがあります。
また、緑内障の患者さんが白内障を併発している場合もあるため、併せて行う場合もあります。
サプリメントで緑内障予防
治療方法で眼圧を下げることが第一歩になると言うお話はしましたが、学術的には立証されてはいないものの、ルテインは眼圧を下げる作用があると言われています。
また、強い抗酸化作用を持つアスタキサンチンやゼアキサンチンが含まれているサプリメントを摂取することも効果的とも言えます。
カシス(アントシアニン)は目の血流を増加させて眼圧上昇や視野低下も抑制する効果があると臨床実験で実証されました。
選ぶ際には少しでも目に良いサプリメントを選びたいですね。
緑内障に効く栄養と食材
あす米医学雑誌にてホウレンソウなどの青野菜を毎日摂ると緑内障の予防効果があると発表されました。
緑黄色野菜には血液をさらさらにしてくれるビタミンEが豊富に含まれています。生理痛や更年期障害の症状を緩和する効果もあります。眼圧を下げる働きをする食材は主に肉や魚。ビタミンB6がたくさん含まれています。
免疫力を高め、髪や歯などを健康にする作用があるキウイやミカン、レモンなどに含まれるビタミンCは緑内障にはもちろんのこと、白内障にも効果があります。
緑内障の症状をセルフチェックしよう
緑内障は片目ずつ発症することが多く、さらに初期段階においてはほとんど自覚症状がありません。そのため気がついた時には症状がかなり深いところまで進行している…ということも少なくありません。
そこで、定期的にセルフチェックをしてみることが大切です。簡単なチェックシートを用意しました。
※あくまでも自己診断であり、正確な診断には専門医による診察が必要となることはご留意ください。
それでは先にチェック方法を説明します。
- 正確な診断のため、チェックシートのマス目をパソコン画面に収まるように表示してください。
- 片目をおさえ、チェックシート中心部にいる「カニ」を注視します。
- 「カニ」を見ながら、画面との距離を前後して盲点を探します。
画面の「ワカメ」が消える位置が盲点です。 - それではチェック開始です。
「カニ」から視線を外さずにページをめくっていきます。 - 盲点以外の位置で残りの「いきもの」がすべて見えるかを確認してください。
●チェックシートはこちら
・右目用(左目をおさえてください)
・左目用(右目をおさえてください)
お疲れさまでした。目をゆっくり休ませてください。
どうでしたか?
- マス目が歪んで見える
- 盲点以外の位置にいる「いきもの」たちが見えなくなる、欠ける
- 一部分が暗くかすんで見える
以上の症状があった場合は要注意!早急に専門医の診察を受けることをおすすめします。
眼圧を下げるための運動
これをやれば絶対に効く!と言う運動はありません。
自分なりに心地良い程度の運動で長く続けられるものを選ぶことが大事です。
ウォーキングや水中ウォーキング、部屋の中での軽い筋肉トレーニングなど、適度に血流を良くできる運動を取り入れて続けていくことが大切です。
緑内障 専門名医
大阪の名医
福島アイクリニック |
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TEL : 06-6453-2001 |
住所 : 大阪市福島区福島5-6-16 ラグザ大阪サウスオフィス4F |
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前田眼科 |
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住所 : 東京都千代田区神田駿河台4-3 |
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小金井眼科 |
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加藤眼科 |
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緑内障関連の製薬会社
参天製薬 |
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