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目薬・治療

「ルミガン」 まつげ美容液は緑内障治療薬だった

投稿日:2017年6月5日 更新日:

「ルミガン」という名前を既に多くの人たちが知っているのではないでしょうか。ルミガンはまつげを長く濃くする薬として、2008年にFDA(アメリカ食品医薬品局)で正式に承認されている医薬品なのです。 2009年の1月に発売と同時にとても注目を集めることになり、日本においてもまつげを伸ばせる美容医薬品(まつげ美容液)として注目されるようになりました。

まつげ美容液に期待出来る効果

 

まつげ美容液には実際にどの程度の効果を期待することが出来るのでしょうか。

 

16週間塗布した臨床研究によれば約8割の方に、長さが125%伸びた・密度が106%高くなった・色の濃さが118%濃くなったという効果があらわれたということが現在報告されています。

 

ルミガンとは「ビマトプロスト」という物質であり、プロスタマイドF2α誘導体(プロスタグランジンの仲間)です。つまりそのまつげ美容液は緑内障や高眼圧症のために点眼治療薬として使用されているものなのです。

 

まつげ美容液としてではなく緑内障治療としてルミガンを使用していたところ、副作用としてまつげが伸びたり太くなるということが知られるようになって来ました。

 

みなさんが副作用といえば悪いイメージばかり考えてしまうかもしれませんが、時として副作用もこのような感じでうまく利用することが出来る場合があります。

 

まつげ美容液の使い方

 

ただしルミガンをまつげ美容液として使用することに対してもある程度の副作用の問題を考慮して使用しなければなりません。その時の副作用の意味はやっぱりみなさんにとって悪害をもたらすものと考えてください。

 

だからルミガンは正しい点眼の方法を学ぶ必要があります。1日1回、寝る前に上まつ毛の付け根だけに外用するようにしてください。まばたきすれば、下まつ毛にも行き渡ることになりますので、 敢えて下まつ毛には塗らない方が良いです。それをしてしまうことで黒ずみが生じる可能性があります。

 

ルミガンを点眼する時はコンタクトレンズを外してから外用するようにしてください。

 

(塗るときには、細い紅筆や歯間ブラシなどを使用するようにしましょう。綿棒を使用するとルミガンが染みこんでしまい効率的ではありません。)

 

まつげ美容液の副作用

 

まつげ美容液は緑内障治療の薬でもあることを意識して使用する必要はあるのではないでしょうか。ルミガンによって目のまわりの黒ずみ、まつ毛やその周りの多毛の症状が起こるため必要のない所に塗らないような注意が必要です。眼の中に入ってしまったときには充血や痒み、目のゴロゴロ感や軽度の痛み、涙目、眩しくなるなどの症状を起こすことがあります。

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