緑内障治療にはまだまだいろいろ判らないことや不安な思いがあるでしょう。
そこで緑内障治療の問題を名医にインタビューしてみました。
目次
1.2とか1.0の視力が良い人は緑内障にはならないの?
名医曰わく、緑内障とは視野が狭くなる病気であり、1.2も視力があってよく見えているとしても緑内障のリスクは抱えていると言います。
そもそも網膜は視神経線維が100万本以上
も通り眼球を出て1本の太い視神経となって大脳につながっているメカニズムです。 視神経は基本強いと考えることが出来、緑内障になったとしても視野が欠けたとしても視力は後期まで温存されると考えることが出来ます。
どのような人たちが緑内障のリスクを抱えているのでしょうか
名医曰わく、閉塞型の緑内障は遠視の方であり、50歳以上の人たちに多いのが特徴とされています。
一方で数の多い開放型のケースでは親族に緑内障の人がいる方だったり、近視が強い方に多く見られます。
緑内障にはどのような治療があるのでしょうか
名医曰わく、まずみなさんの緑内障が、閉塞隅角緑内障か開放隅角緑内障かによって緑内障の治療の方法は大きく変わっていくことになります。
閉塞隅角緑内障においては排水口である隅角を広げることが治療の基本となります。そこで虹彩にレーザーで小さな穴をあけたり、白内障の手術をするなど手術療法が行われていくことになります。
開放隅角緑内障のケースでは、基本点眼薬で眼圧を下げる薬物療法が取られます。
点眼薬の種類には房水の排出を促進するものと、房水ができるのを制御するものとがあり、更に両方に作用するものがあります。
更に点眼薬治療ではあまり効果が見られない場合などでは、内服薬やレーザー治療・手術が検討される場合もあります。
緑内障と診断されたときに私達は日常生活においてどのようなことを注目すれば良いのでしょうか
名医曰わく、緑内障は生活習慣病ではありません。だから特に生活に緑内障になったからと言って規制を受けるようなことはありません。
処方薬や市販薬で緑内障に注意と書いてある薬を見付けることがありますよね。それらは基本閉塞隅角緑内障の対する注意書であり、これらの薬には瞳を少し広げる成分が含まれていて緑内障の急性発作を誘発する可能性が指摘されています。 ただし閉塞隅角緑内障だとしてもレーザー虹彩切開術など治療が既に行われている場合問題は起こらないと言われています。
まずは自分の緑内障のタイプをしっかり医師に問う必要があるのではないでしょうか。そして緑内障・白内障・網膜剥離・加齢黄斑変性症等を得意としている名医たちがいます。現在の医師に不安を抱えているのならそのような医師と向きあうモチベーションも大事ではないでしょうか。