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目薬・治療

緑内障治療の目薬は副作用も心配

投稿日:2017年5月20日 更新日:

緑内障で眼圧を下げるためにいろいろな目薬の治療がされます。そのとき緑内障の患者さんはただ一種類の目薬と向きあっている訳ではありません。

病院へ行けばまずは一種類の目薬からスタートをして効果の改善が見られない場合には作用の違う目薬を使用し、3種類ほど組み合わせることもあります。

β遮断薬(チモプトール、ミケラン、ベトプチック)

まずメジャーな緑内障のための目薬はβ遮断薬です。チモプトール、ミケラン、ベトプチックなどはこの成分が含まれている目薬です。β遮断薬には房水の産生を抑制する作用があり、眼圧を下げる効果を期待することが出来ます。

目に対しての副作用が少ない方だと言われていますので医師も積極的にβ遮断薬を使用するのかもしれませんが、それでも緑内障の目薬は何らかの副作用が起こるリスクを懸念しなければならないのであり、それ程までに作用も強いものなのです。

β遮断薬に起こる可能性のある副作用は、 徐脈、うっ血性心不全、呼吸困難、気管支けいれんなどです。だから緑内障の目薬は医師の診断を受けて正しい方法で使用されなければならないものです。

プロスタグランジン関連薬(レスキュラ、キサラタン、タプロス)

次に緑内障治療の目薬にはプロスタグランジン関連薬(レスキュラ、キサラタン、タプロス)があります。 これらには眼球を包む膜(強膜・ぶどう膜)からの房水流出をスムーズにする作用を期待することが出来ます。

プロスタグランジン関連薬においても副作用の問題を考える必要があり、 レスキュラにおいては角膜障害が起こるリスクが指摘されており、キサラタンでは結膜の充血・虹彩や皮膚の色素沈着と、睫毛多毛症が起こることが指摘されています。

炭酸脱水酵素阻害薬(トルソプト、エイゾプト)

更に緑内障治療に炭酸脱水酵素阻害薬が使用されることがあります。炭酸脱水酵素阻害薬は毛様体で房水ができる際に、必要な炭酸脱水酵素の働きを直接阻害し房水の産生を減らしてくれます。

眼圧下降作用が他の薬と比較して弱いとも言われていますので、その分副作用も弱めと考えても良いでしょう。

副交感神経作動薬(サンピロ)

更に緑内障で使用される目薬には副交感神経作動薬(サンピロ)があります。 毛様体筋を収縮させて線維柱帯のフィルター部を広げる作用があり、房水流出をスムーズにして眼圧をさげてくれます。

副作用の問題はそれ程ないと言われているものの瞳孔が小さくなり暗くなるなどの副作用が多少指摘されています。最近では他のより効果が期待出来るものがあるために使用される機会が少なくなってきたとも言われています。

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