緑内障がかなり注意をしなければならない病気だと言われている理由は、緑内障はそのまま放置しておけば失明してしまう病気だからなのです。
緑内障は治すことが出来ない病気?
緑内障は視野に異常が出てしまうと、元のように戻すことは出来ません。
緑内障治療で出来ることは、現在残されている視野をいかに確保することが出来るかなのです。緑内障の治療目的とは症状を悪化させないためのものと考えてください。
緑内障治療には症状により進行を完全に止めるものと、悪化のスピードを緩める治療法方があります。
緑内障はどのくらいの失明率をかかえているの?
みなさんも緑内障が失明してしまう病気と聞けばかなり心配もするでしょうけど、実際にどの程度の失明率の病気なのでしょうか?
緑内障には緑内障が少しずつ進行していくタイプのものと、急激に激しい症状が起こり失明の危機を迎えてしまうものとがあります。
緑内障で失明率が一番高いのは……
緑内障になって失明の一番期間が短いものとして考えることが出来るのは、急性緑内障です。
急性緑内障の場合には発作のように強い症状がおき、突然頭痛が起こったり、激しい目の痛みを訴えたりします。目の充血が起こったり、腹痛、嘔吐、視力の低下、発汗などの症状も同時にあらわれることがあります。
もちろんそのような症状が起これば真っ先にしなければならないのは病院へ行くことです。スピーディーに適切な処置が行われないことには最悪一晩で失明してしまうリスクも抱えているのです。
緑内障とはこれほどまでに恐ろしい失明率の高い病気だということは自覚する必要がありそうです。
急性緑内障を警戒しなければならないのは閉塞隅角緑内障のタイプの人たちです。(急性原発閉塞隅角緑内障)
自分が閉塞隅角緑内障だということをあらかじめ知っていればそれなり対応することが出来るのかもしれませんが、多くの人たちは一度も眼科へ行ったことがないというケースがあり、自分自身が緑内障である自覚も持っていない人たちもいると言います。
だから緑内障になり気付いた時には手遅れというケースも多いのです。
失明率の低い緑内障のタイプ
一方では失明の危険が低い緑内障もあります。それは開放隅角タイプのものであり、慢性緑内障と言われているものです。
慢性緑内障には様々なタイプがあり、最近では正常眼圧緑内障の人たちも増えていると言われています。このような緑内障の場合は緑内障によってすぐに失明に至ることはなく20年もの長い間段々と進行していくことになります。